卒業・卒園・卒団式で流すスライドショー。
役員の方が作成しなければならないため、普段パソコンなど使った事がない方には荷が重い作業だとお察しします。
このページでは、パソコンに不慣れな方、苦手な方にもパワーポイントで感動的なフォトムービーを作っていただけるよう、「超初心者向けスライドショー作成講座」を記載していきます。
初回は
必要最小限の機能のみを使った基本のスライドショーの作り方
です。
プレゼン専用ソフトなので、スライドなどの動画編集に特化しているわけではありませんが、凝ったものを望まなければパワポでもじゅうぶん感動的なスライドショーを作る事ができます!
下準備としてフォトムービーに使う画像ファイルと音楽ファイルを用意しておけば、忙しいママでも短時間で作成可能◎
ぜひ世界に1つだけのプライスレスな思い出フォトムービーを作ってください♪
②アニメーション付き文字を入れよう
③ズーム&フェードで素敵に切り替え
④アニメーションのコピペで楽々設定
⑤出来たスライドを閲覧用に変換
⑥スライドショーに動画を入れよう
⑦1枚のスライドで複数の写真を見せる
⑧映画のようなスタッフロール
⑨背景を入れて印象的に仕上げよう
⑩絵や字のお絵描きアニメーション
パワーポイントを立ち上げて写真を取り込む
まずは「PowerPoint」を立ち上げ、スライドに使う写真を取り込みましょう。
新しいプレゼンテーションを選択します。
挿入タブ→フォトアルバム→ファイル/ディスクと進み、素材となる写真を全て選択します。
フォトムービーに載せる画像が全てそろったら、作成をクリックします。
これで、スライドショーに使う画像ファイルの取り込みが完了しました。
PowerPointのメイン操作画面に移ります。
ウインドウの左側、番号が振られている写真入りスライド一覧を確認しましょう。
画像の1枚1枚がスライドの1ページとして組み込まれています。
編集画面には
- 画面左側…スライド一覧
- 右側の大画面…現在選択しているスライド
が表示されます。
左のスライド一覧のいちばん上には、スライドで最初に表示されるタイトルスライドが自動的に入ります。
タイトル枠(プレースホルダー)内をクリックして、「〇〇幼稚園 卒業スライド 20××年」など、適当なタイトルに書き換えておきましょう。
スライドショーのエンドスライドを作る
スライドショーの締め(エンドスライド)を「卒業おめでとう」などのメッセージにすると良い感じにスライドショーを締めくくる事ができます。
メッセージ入りエンドスライドを入れる場合は、スライド一覧の最後に新たなスライドを追加します。
画面左下のスライド一覧の最下部(写真のないところ)で右クリック→新しいスライド。
新しく追加したスライドの上にカーソルを乗せ、右クリック→レイアウト選択。
テキストメッセージを入れるので、タイトルスライドを選びましょう。
※一文だけならタイトルのみのレイアウトでもOK。
タイトル枠(プレースホルダー)内をクリックし、スライドに文字を入れていきます。
サブタイトル欄などの不要な枠は、枠を選択→Deleteで削除できます。
枠線上にある〇をドラッグすれば大きさや形が変わりますので、テキストが入力しやすいように調節してください。
枠線をドラッグし、任意の場所に移動させましょう。
画面のド真ん中に配置し直したい場合は、書式タブ→配置→左右中央揃え&上下中央揃えをクリックすればOKです。
スライドの写真にアニメーションをつける
淡々と写真を流すだけでは少しさびしいので、写真に動きをつけていきます。
パワーポイントでは、この動きの事をアニメーションと呼びます。
今回は拡大/収縮のアニメーションをつけています。
写真のスライドによく使われている、ズームしながら次のスライドに切り替わるやつですね。
写真の上で左クリックをして、写真を選択した状態で、アニメーションタブを開きます。
拡大/収縮を選択しましょう。
次に、適用したアニメーションの開始方法を設定します。
開始→直前の動作と同時を選択しましょう。
その下の継続時間は、アニメーションの継続時間です。
今回は5秒にします。
これで写真にズームの動作がつきました。
他の写真も同じようにアニメーションをつけていきましょう。
アニメーションと画面の切り替えについてはこちらで詳しく解説しています。
写真から写真への切り替え効果は、フォトムービーにかかせない効果です。 今回は、このサンプル動画のような、フォトムービーでよく見かけるズーム&フェードのアニメーションを利用した切り替え方法をご紹介したいと思います。[…]
アニメーションを他のスライドにコピー&ペーストする方法はこちらをご参照ください。
このブログでは、幼稚園や小学校の卒業や進級の際に制作するようなフォトムービー、思い出スライドショーを、Power Pointだけで作る方法を初心者向けに図解しています。 基本のスライドショーの作り方から始まり、テキスト[…]
スライドショーの画面の切り替えを設定する
スライドの切り替え設定をしていきます。
画面切り替えタブ→画面切り替えのタイミング→自動的に切り替えを選択。
今回は1枚の写真を4秒間表示させるように4:00と設定します。
先ほど適用したアニメーションの継続時間が5秒なので、切り替え時間は5秒以下にします。
画面が切り替わるより前に拡大アニメーションが終わってしまうと不自然な仕上がりになってしまうためです。
他のスライドにも同様に画面の切り替え設定を行います。
写真1枚1枚に同様の設定を繰り返してもかまいませんが、一括で行う事も可能です。
画面左のスライド一覧で、一番上の写真を左クリックで選択→Shift押しっぱなしで一番下の写真を左クリックで選択。
これで全部の写真を選択している状態になり、この状態で画面切り替え設定を行うと、全ての写真に同様の設定が施されます。
卒業スライドショーに音楽をつける
フォトムービーに音楽をつけていきます。
画面左のスライド一覧で、いちばん上のスライドを選択します。
挿入タブ→オーディオ→このコンピュータ上のオーディオと進み、入れたい音楽を選択します。
音楽が挿入されると、スピーカーのアイコンが出てきます。
アイコンを選択すると、タブの部分に再生タブが出現します。
再生タブを開け、
- 開始→自動
- 「スライドの切り替え後も再生」にチェック
- 「スライドショーを実行中にサウンドのアイコンを隠す」にチェック
と設定していきましょう。
卒業スライドショーをプレビューしてみる
ここまでできたら、一度プレビューで仕上がりを確認してみましょう。
スライドショータブ→最初からをクリックすると始まります。
終了する時は画面で右クリック→スライドショーの終了か、Escを押します。
終わりに
パワーポイントで作る卒園スライド【基本編】でした。
今回ご紹介したのは最低限の作業で作るシンプルなフォトムービーです。
次回からは、今回の基本のスライドショーに少し工夫を凝らし、それっぽく仕上げる方法をご紹介します。
丁寧に図解していきますので、ぜひお付き合いください♪
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