iPhoneを使っていると、
という警告メッセージが表示された事はありませんか?
iCloud(アイクラウド)とはアップル社提供のデータ保存サービスで、iPhoneやiPad、iPod touchなどアップル社の端末で使えるオンラインストレージサービスで、5Gまで無料で使用できます。
「そんな設定した覚えない」という方も、自動的にiCloudに撮った写真などがバックアップされているはずです。
一方、Googleフォト(グーグルフォト)とは、Googleによって提供されている写真、動画用保存ストレージサービスです。
自動的に世話を焼いてくれるiCloudとは違い、アプリを立ち上げないとアップロードされません。
2021年5月末まで保存容量が無制限でしたが、6月以降は1アカウントにつき15GBまでとなりました。
GoogleフォトとiCloud、同じようなオンラインストレージサービスですが、撮った写真の画質を落とさず、きれいなまま保存しておきたいですよね。
大事な思い出をきれいなまま保管しておくにはどちらを選べばよいのか調べてみました。
【結論】GoogleフォトとiCloudは併用が吉◎
グーグルフォトが容量無制限だった時は、制限のあるアイクラウドではなく、グーグルフォトの方にどんどん保存しておくのが最良の方法でした。
しかし、今は無料で保存できる容量が15GBとなってしまったため、アイクラウドとグーグルフォトを両方うまく併用する方法が吉と言えます。
というのも、アイクラウドは無劣化保存ですが、グーグルフォトで一般的な「保存容量の節約」※旧「高画質」で保存したとしても、画質は気にするほど劣化しないからです。
以下詳しく解説していきます。
Googleフォト「保存容量の節約」は画質が悪くなる?
2021年6月より、容量無制限の撤廃と共にストレージ「高画質」の名称が、「保存容量の節約」というものにかわりました。
この「保存容量の節約」での保存の条件は、
▶写真のサイズが 16 MP を上回る場合は、16 MP まで縮小
▶動画の解像度が 1080p を上回る場合は、1080p(高画質)に調整
というものです。
とは言え、具体的にどのような写真の事を示しているのかがいまいちピンとこなかったので、詳しく調べてみました。
一般的な写真や動画のサイズとは
現行のスマホやタブレットで撮影した写真ならば、たいていの場合1600万画素(16メガピクセル)以下のサイズです。
1600万画素(16メガピクセル) を超えるサイズの写真であっても、圧縮をされたとてそんなに画質に変化は見られません。
ちなみに1600万画素(16メガピクセル)の写真は、最大で約 61.0 cm x 40.6 cm まで引き伸ばして印刷できます。
実際、撮影した写真をGoogleフォトにアップロード(圧縮)したものと比べてみました。
サイズによって何枚か圧縮された写真もありましたが、L版や2L判に現像したところ目で見る変化は感じられませんでした。
プロ仕様のカメラで撮影した写真でポスターを作って比較すると、画質に違いが見られるかもしれません。
一方、動画においても、スマホで撮影したものは解像度1080pを超えるようなものはあまりありません。
テレビを録画した動画や、ビデオカメラで撮影した動画を保存した場合、劣化が目に付くでしょう。
まとめ
Googleフォト(保存容量の節約)に保存しても、画質の劣化については気にせず保存してOKです。
しかし、容量15GBは「Googleドライブ」「Gmail」「Googleフォト」の3サービスの合算なので、大きなデータをどんどん保存していくとすぐに限界が来てしまうでしょう。
よって、定期的にパソコンからiCloudやグーグルフォトにアクセスするか、「スマホ同期」などを利用し、DVD-RやポータブルSSDなどに保存していくことをおすすめします。
以上、「大事な写真や動画を劣化させずに保存していく方法について」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。