エアタグとタイル比較!盗難・紛失防止にはどっちがいい?使用感レビュー

落とし物、忘れ物の紛失防止や、盗難防止、ペットの追跡など、うっかりやさんや心配性の方にとても便利なスマートタグ

私はAirTag(エアタグ)Tile(タイル)を持っており、財布や鍵はもちろん、ロードバイクのサドルや電動自転車のバッテリーにもつけています。

この2種類のスマートタグ、使っているうちにいろいろと分かった事があるので、率直な使用感を基にAirTag(エアタグ)Tile(タイル)を比較してみました。

仕組みなど専門的な説明は省略し、使ってみた率直な感想で比較します!

スマートタグを購入する際の参考になれば幸いです。

iPhoneユーザー専用のスマートタグ。
持ち物につけておくと、iPhoneなどにプリインストールされている「探す」アプリで現在位置がわかる。
iPhone、Android問わず全機種で使用可能。
持ち物につけておくと、スマホにインストールした専用アプリで現在位置がわかる。

AirTag(エアタグ)とTile(タイル)比較

まずは、特徴を比べて表にし、簡単な評価をつけてみました。

項目をタップすると、詳しい解説に飛べます。

AirTag
(エアタグ)
Tile
(タイル)
探索の精度
探索の範囲
サイズ
通知音
電池
置き忘れ通知
逆探知 ×
価格
対応機種

以降、各項目について詳しくご説明します。

探索の精度

探索の精度は、遠距離だとだいたいどちらも同じぐらいです。

AirTag(エアタグ)Tile(タイル)も、探索範囲内に入ると音が鳴らせるので、音を頼りに探せます。

近距離になるとより詳しく表示されるのはAirTag(エアタグ)です。

探し物への距離、方向などが分かるので見つけやすいです。

エアタグ 探索画面

探索の範囲

これは、圧倒的にAirTag(エアタグ)が優れています。

専門的な詳しい仕組みについては省略しますが、

AirTag(エアタグ)➡人のいないへき地でなければ世界中どこでも

Tile(タイル)➡家や会社、学校の中および近所

こんな感じです。

こちらがAirTag(エアタグ)での追跡画面です。

7㎞以上離れているところにある自転車も、ばっちり探知しています。

たとえば旅行先で紛失してしまった場合でも、見つけられる確率が高いのはAirTag(エアタグ)です。

Tile(タイル)は生活範囲内での紛失のみに対応しています。

サイズ

AirTag(エアタグ)Tile(タイル)はだいたい同じぐらいの大きさで、500円玉よりひと回り大きいぐらいです。

厚みはAirTag(エアタグ)がタイルの2倍ほどあります。

いずれもキーホルダーのように使う分には邪魔にならないサイズです。

AirTag(エアタグ)は1種類ですが、Tile(タイル)は、キーホルダータイプ2種、カードタイプ、シールタイプと用途によってサイズを選べます。

個人的に、財布に装着するにはカードタイプ以外無いのではないかと思います。

AirTag(エアタグ)はカードタイプが無いので、財布に取り付けるには工夫が必要です。

通知音

AirTag(エアタグ)は1種類のみですが、Tile(タイル)は何種類かあり、選ぶ事ができます。

音量はTile(タイル)の方が大きめで、緊急事態感があります。

遠方ならば、Tile(タイル)の方がはるかに聞き取りやすいです。

電池

AirTag(エアタグ)Tile(タイル)も、ボタン電池1つで約1年間もつ、と様々なサイトに書かれていますが、実際に使用していると、Tile(タイル)の方が電池交換が早いと感じます。

個人差もあると思いますが、私の場合、AirTag(エアタグ)は1年もちますが、Tile(タイル)はだいたい8か月ぐらいで交換という感じです。

しかし、Tile(タイル)には充電式の内蔵バッテリー搭載のモデルもあります。

置き忘れ通知

スマートタグをつけた物が手元から離れた時に音が鳴るという「置き忘れ通知」。

自宅を出る時にカギを忘れる、お店のレジに財布を忘れる、スリに財布を盗まれる、などという事態を防いでくれる便利な機能です。

この機能は、Tile(タイル)の場合月額¥360の有料オプションですが、AirTag(エアタグ)は無料です。

逆探知でスマホを探す

スマホからスマートタグを探すのが本来の使い方ですが、逆に、スマートタグからスマホを探す逆探知機能。

AirTag(エアタグ)にはこの機能はありません。

Tile(タイル)は、それ自体を操作してスマホを鳴らす事ができるので、音を頼りにスマホの在処を特定する事ができます。

そもそもスマホ自体をいろんなところに置き忘れる私にとっては、この機能とても重宝しています。

価格

AirTag(エアタグ)は1個3800円、4個パックは1万2800円。

Tile(タイル)はサイズやスペックにもよりますが、1個だいたい1800円~4000円で、有料オプションをつけると月360円。

2メーカーとも大差ない印象です。

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対応機種

AirTag(エアタグ)が使える機種は、

iOS14.5以降のOSを搭載している、iPhone、iPod touch、iPadのみです。

Tile(タイル)が使える機種は、

・iOS 11.0以降のiOS、Bluetoothを搭載している、iPhone、iPod touch、iPad
・Android 6.0以降のOS、Bluetooth®を搭載したスマートフォンおよびタブレット端末

です。

要するに、

AirTag(エアタグ)➡iPhoneユーザー向け
Tile(タイル)➡全機種向け

という感じです。

AirTag(エアタグ)・Tile(タイル)のデメリット

便利なスマートタグですが、デメリットもあります。

▶人の追跡はできない

AirTag(エアタグ)Tile(タイル)も、人を追跡する機能は備わっていません。

というのも、探索範囲が狭めのTile(タイル)に至っては、近所以外で居場所を特定するのは不可能です。

探索範囲が広いAirTag(エアタグ)も、ストーカー目的に使えないよう対策機能が備わっています。

こどもや高齢者の迷子防止などに使いたい場合、それ専用のGPS内蔵スマートタグを購入する方が安心で、理にかなっています。

▶付け方に工夫が必要

AirTag(エアタグ)は、それ自体丸くて厚みがあるコインのようなもので、取り付けられる金具などはついていません。

エアタグ専用ケースを別途購入し、財布などのファスナーの引き手に取り付ける、など工夫が必要です。

Tile(タイル)はそれ自体に穴が開いていますが、何かに取り付けるとなると、もう1つ金具が必要です。

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AirTag(エアタグ)・Tile(タイル)はこんな人におすすめ

実際に2種類のスマートタグを使ってみて、それぞれのオススメポイントをまとめました。

AirTag(エアタグ)はこんな人におすすめ
・iPhoneユーザー
・出張などで遠出が多い方
・会社の鍵など、責任問題になるような重要な物の紛失を防止したい方
Tile(タイル)はこんな人におすすめ
・iPhoneユーザー以外の方
・行動範囲があまり広くない方
・スマホ自体をよくなくす方

もしもの時の「お守り」としてつけておきたいスマートタグ。

無くし物が多い方や盗難防止の対策をしておきたい方、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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