読書感想文を書きやすい、読みやすくおすすめな本を、本のジャンルと学年ごとにご紹介しています。
書き方のコツやポイントも紹介していますので、参考になれば幸いです。
今回は小学校中学年、3~4年生向けの本です。
本が苦手な子でも読みやすく、想像力が広がりやすい本を選びました。
良い1冊を見つけるお手伝いができたら幸いです。
感動系・ほのぼの系が好きな子におすすめの本
かあちゃん取扱説明書
内容
「ぼくんちで、一番いばっているのはかあちゃんです。今朝も朝からガミガミうるさくって、ぼくはハラがたちました。かあちゃんにいいたいのは、何日も同じごはんをつくらないでほしいです。」
……ぼくの作文を読んだ父ちゃんは大笑いして「かあちゃんはほめるときげんがよくなるんだ。とにかくほめること。パソコンもビデオも扱い方をまちがえると動かないだろ、それと同じさ」
扱い方! そうか、扱い方さえまちがえなければ、かあちゃんなんてちょちょいのちょいだ!
哲哉はこうして、かあちゃん取扱説明書を書きはじめたのだが…。
読書感想文◇書き方のポイント
主人公に共感した部分を書き出してみましょう。
自分の普段の生活を振り返り、主人公と似たようなエピソードを入れてみたりしましょう。
次第に変わっていく主人公の心情にも注目し、理由を考えて書いてみても◎
とべないホタル
内容
サナギから羽化したホタルの兄弟たち。その中に生まれつき羽が歪んでしまったために、空を飛べなくなってしまったホタルがいた。兄弟たちは、彼を気にしながらも遠巻きに眺めるだけで近寄ろうともせず仲間はずれにしてしまう。
仲間に入れない自分を悲しく思う、とべないホタル。その時、ホタルがりをしていた人間の子どもたちがやってくる。
逃げ遅れたとべないホタル。
その時にホタルの兄弟の一人がとった行動は……。
読書感想文◇書き方のポイント
飛べないホタルはいつもどんな気持ちでいるのか、また、兄弟たちはどんな気持ちでいるのか、想像して書いてみるといいですね。
ホタル狩りに来た人間の子どもたちの行動に注目し、自分だったらどうするかを考えて書いてみましょう。
友情・人情系が好きな好きな子におすすめの本
シールの星
内容
マアコは18。一平は3。しんちゃんはまだ0。なんの数かっていうと、星の数だ。三年生のクラスでは、先生からもらったシールの星を、野球帽に、はるのが、はやっている。しんちゃんは、気はいいけれど、勉強はとくいじゃないから、なかなか星がもらえない。そこで、一平とマアコはかんがえた…
読書感想文◇書き方のポイント
登場人物がぶつかりあいながらも1つの目標に向かう姿がどのように見えたか書いてみましょう。
実際のお友達それぞれの良いところ、自分と違うところなどを書いてみてもいいですね。
このお話を読んで、今後自分がどのように友達と接していきたいかも考えて書きましょう。
くちぶえ番長
内容
小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々「わたし、この学校の番長になる! 」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだ――。サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駆けぬけた一年間の、決して忘れられない友情物語。
読書感想文◇書き方のポイント
マコトとツヨシの友情に注目し、自分は友達にいつもどんなふうに元気づけられるか など、自分と友達の友情エピソードを入れるのもいいですね。
また、お友達が落ち込んだ時はどんな風に元気づけてあげたら良いか、考えて書いてみましょう。
冒険・不思議系が好きな好きな子におすすめの本
宇宙からきたかんづめ
内容
ぼくがスーパーマーケットで出会ったのは、おしゃべりをする不思議な「かんづめ」。地球を調査するために、遠い宇宙からやってきたらしい。かんづめがぼくに話して聞かせてくれるのは、奇想天外なお話の数々───。だけど、かんづめの中は、いったいどうなっているんだろう……?
読書感想文◇書き方のポイント
不思議なかんづめに住む宇宙人が話す数々のお話。
どのお話がどのように印象的だったか書いてみましょう。
自分だったらどのようなおもしろ話を作るのか、考えて書いてみてもいいですね。
エレベーターは秘密のとびら
内容
ある日、エレベーターに乗ったリセはふしぎな体験をする。そのマンションには、エレベーターに関する噂があった。リセは友だち2人とその噂の真偽と謎を解明しようと乗りだすが…。女の子たち3人の、とびきりのドキドキ・ワクワクがつまったハートフル・ファンタジー!
読書感想文◇書き方のポイント
不思議なエレベーター。自分だったらどのような世界に繋げるか考えて書いてみましょう。
印象に残った場面では、登場人物の立場になり、どのような行動をとるか想像して書くのも楽しいですね。
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