石鹸シャンプーをご存知でしょうか?
石鹸シャンプーとは、シャンプーボトルに表記されている成分を見ると分かるのですが、水、カリ石ケン素地、グリセリンなど石鹸分が主体のシャンプーのことです。
水・ラウレス硫酸Na・ジステアリン酸グリコール・コカミドプロピルベタイン・ジメチコノールetc…と色々なものが配合されている合成界面活性剤のシャンプーは、石油系シャンプーとか合成シャンプーなどと呼ばれたりしています。
この石油系シャンプーは、その成分が実は肌に良くないのではないかという事で、石けんシャンプーに替える方も多いようですね。
他にも石けんシャンプーのメリットとして
・安全性が高くアレルギーが出にくい
・使い続けると髪が元気に丈夫になる
・白髪や抜け毛予防になる
などが挙げらます。
しかしながら、石けんシャンプーは、人によってはメリットを上回るデメリットもあります。
石けんシャンプーを使い始めたものの、
- 石けんで洗った後、髪がきしむ
- とにかく髪がベタベタする
- くしやブラシに白いベタベタがつく
などのトラブルで、使用を断念する方も多いのではないでしょうか。
石けんシャンプーでの洗髪を上手く続けていくにはコツがあります。
このページでは、石けんシャンプーを20年続けて習得した「石けんシャンプーでの正しい洗髪方法」について書きたいと思います。
正しい石けんシャンプーのやり方
お風呂に入る前に髪をよくとかす
髪と地肌の汚れを浮き上がらせる効果があります。
また、髪のもつれを直しておくことで、シャンプー時の抜け毛減少に繋がります。
お湯で予洗いをする
軽い汚れをお湯で洗い流します。
また、石鹸がよく泡立つよう、頭皮までしっかりお湯で濡らしておくことも重要です。
多めの泡で時間をかけて洗う
泡は多めに使う事がポイントです。
頭皮を指の腹でマッサージしながら洗い、髪の毛も泡でしっかり洗います。
すすぎはしっかり時間をかけて洗い流す
ぬるま湯で、地肌から髪の毛までしっかり洗い流しましょう。
この時点ですっきり洗えていないようなら、もう一度シャンプーとすすぎを行いましょう。
石鹸シャンプー用の酸性リンスをする
石けんでアルカリに傾いた髪や地肌を酸性の液で中和するためのものです。
合成リンスではなく石けんシャンプー用リンスを使ってください。
クエン酸やレモン汁、お酢少々を洗面器いっぱいのお湯に入れたものでも代用可です。
再度よく洗い流し、ドライヤーで乾かす
やさしくタオルオフし、ドライヤーで仕上げます。
ドライヤーは髪から15センチ以上離し、1カ所に熱風を当て続けないようにしましょう。
最後に冷風をあてるとキューティクルがしまり、ツヤが出ます。
自然乾燥は、べた付きの原因になる場合があるので、ドライヤーで乾かす事を習慣づけましょう。
▽お湯だけでキレイさっぱり洗髪する方法▽
石けんカス対策とコツ
石けんシャンプーの最大のデメリットといっても過言ではないのが石鹸カス。
頭皮や髪の毛にたまっていき、ベタベタ触感になります。
この石けんカスをいかに減らすかが仕上がりを良くするポイントです。
洗う前に髪をよく濡らす
たっぷりの泡で洗うのが仕上がりを良くするコツです。
そのためにもしっかり予洗いをして、泡立てをよくしておきましょう。
十分な量の石鹸を使う
ケチらず、多めの泡で洗ってください。
固形の石けんを使う場合も、頭皮にこすりつけて水を加えながらしっかり泡立ててください。
石けんカスの付着を防ぐ為のポイントです。
リンスは地肌~毛先までしっかりつける
石けんシャンプー用リンスは、髪の毛だけではなく地肌にもしっかりつけましょう。
特に頭頂部は石けんカスがたまりやすいので、意識してリンスをつけていきます。
髪の毛にもリンスが十分に行きわたるようにしっかりつけてくださいね。
ロングヘアの方は、洗面器にお湯をはり、2プッシュほどのリンスを溶かしたところに髪の毛を入れる方法がおすすめです。
シャンプー後・リンス後のすすぎは念入りに
すすぎはその都度念入りに行ってください。
シャンプーの流し残りとリンスが混ざってしまうのも、べた付きの原因になります。
すすぎのコツは、シャワーヘッドを地肌につけるようにして洗う事!
これに尽きます。
時間をかけて、じゅうぶんすぎるほど流しましょう。
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週に1回頭皮のオイルクレンジングを取り入れる
ホホバオイルなどのオイルで定期的に頭皮をマッサージし、毛穴から汚れをオフしましょう。
頭皮・髪の毛の状態が格段に良くなります。
これはぜひ試してほしいおすすめの方法です。
くしやブラシの石けんカスを定期的に掃除する
きれいに洗い上がった髪の毛でも、石けんカスがついたくしやブラシを使うと、汚れが髪の毛についてべたついてしまいます。
綿棒などでこまめに掃除するのも良いですが、お風呂でシャンプーをする際に時々くしやブラシも一緒に洗うと清潔に保てます。
美容院の前日は合成シャンプーを使う
美容院を予約したら、その前日は合成シャンプーを使うようにしています。
クシ通りの良さは、やはり合成シャンプーに勝るものはないからです。
美容師さんのお手をわずらわせるのは気が引けるので、ツルンとくしが通るように合成シャンプーを使うようにしています。
石けんシャンプーは本当に良いのか?
石けんシャンプーは本当に良いのか?
いろいろ言われているけど、ぶっちゃけどうなのか。
メリット・デメリットの真偽を自分の経験から記述しますので、参考になればと思います。
私が合成シャンプーから石けんシャンプーに替えた理由
私は、10代後半ぐらいの時に石けんシャンプーにかえました。
理由は、シリコンが髪に悪いとか、成分がどうのこうのとかではなく…
上から下まで全部一気に洗いたいから。
とてもハタチ前の女子の考えとは思えませんが、ある時ふと
「なぜ頭・顔・体は別々の洗剤で洗わなくてはならないんだろう。時間の無駄だ。」
と女子力皆無の考えに行きついた事がきっかけでした。
シャンプー・ボディーソープ・洗顔フォームはすべて石けん1本化。お風呂場もスッキリですw
今でも成分がどうのこうのとかは全く考えていませんし、旅行や温泉に行った時は躊躇なく備え付けのシャンプーを使っています。
とりあえず、特に問題も起こらずエコなお風呂ライフを送ることができていますので、石けんシャンプーを続けています。
石けんシャンプーを20年使い続けるとどうなる?
石けんシャンプー生活も20年以上ほどになりますので、世間で言われているメリット・デメリットが本当なのかどうか、改めて見直してみたいと思います。
主に世間で言われている石けんシャンプーのメリットはこちら。
- 髪や頭皮だけでなく環境にも優しい
- 安全性が高くアレルギーが出にくい
- 使い続けると髪が元気に丈夫になる
- 白髪や抜け毛予防になる
これらを1つ1つ、検証してみます。
髪や頭皮だけでなく環境にも優しい
これは確かにその通りだと思います。
石けんのシンプルな成分なので、いろいろな成分が入っているものよりは自然に返りやすいのではないでしょうか。
安全性が高くアレルギーが出にくい
人それぞれの肌質もあるのでしょうが、私は今のところアレルギーは出ていません。
使い続けると頭皮が健康になる
これは、微妙です。
若い頃と比べるとボリュームやハリ・ツヤはなくなりました。当然年齢に沿った老化と思われます。
白髪や抜け毛予防になる
石けんシャンプーの効果かどうかは分かりませんが、40歳をすぎても白髪はまだありません。
もしかしたら合成シャンプーを使い続けているともっと劣化しているのかもしれません。
また、抜け毛が気にならない時期もあれば、抜け毛がひどいなあと感じる時期もあります。
石けんシャンプー20年、デメリットの真偽を検証
石けんシャンプーには、人によってはメリットを上回るほどのデメリットもあります。
主に世間で言われている石けんシャンプーのデメリットはこちら。
- 髪がキシんだりごわつく
- 髪がベタベタする
- 洗髪時間・すすぎ時間を長くとらなければいけない
- 乾燥肌の人は抜け毛やフケが増える
これらを1つ1つ、検証してみます。
髪がキシむ、ごわつく
シャンプーをした後、リンスをしなければ確かにきしんだりごわついたりします。
髪の毛が長ければ長いほど顕著です。
女性の方にはリンス無しで使い続けるのは耐え難いと思います。
頭皮や髪がベタベタする
毎日ではありませんが、これはあります。
正直、難儀です。
これが最大のデメリットではないかと思います。
しっかりシャンプーで洗い、リンスをして、十分に洗い流していても、髪の毛や毛穴に石けんカスが徐々にたまっていくのかベタベタする時があります。
定期的にオイルマッサージでオフする事をおすすめします。
乾燥肌の人は抜け毛やフケが増える場合がある
私はどちらかと言えば乾燥肌・敏感肌ですが、今のところ大丈夫です。
フケは特に気になりませんが、抜け毛が増える時期はあります。
結論!「石けんシャンプーは本当に良いのか?」
石けんシャンプーにはメリット・デメリット両方あります。
人それぞれ髪質や生活環境も違うため、「良いから絶対に使うべき!」とは言えませんが、個人的にはこんな方におすすめできる洗髪方法だと思います。
- ショートヘアの方
- 髪の香り等に興味がない方
- しっとりよりサッパリと洗い上げたい方
- 健康志向の方
▽石けんシャンプーが無理ならこちらもオススメ▽
石けんシャンプー20年がおすすめするシャンプーとリンス
ちなみに、私(ショート~セミロングを繰り返しています)が使い続けているのはこちらです。
洗う時はおしみなく使う事にしており、特に不便を感じる事もなく使い続けられています。
香りは使っている時だけうっすら香る感じです。
リンスは同シリーズのこちら。
ゆるめの泡で出てくる画期的な石けんシャンプー用コンディショナー。
直接手のひらに出し、地肌と髪の毛にたっぷりつけています。
この「ゆるめの泡」がレビューでは賛否両論ですが、私にとってはかなり使いやすくて重宝しています◎
というのも、市販されている石けんシャンプー用のリンスはだいたいどれもサラサラした液体で、うまく頭皮全体、髪の毛の先まで行きわたらせる事が難しいんですよね。
ムラがあると石けんカスが残り、べたつきの原因になってしまいます。
このarau. アラウ 泡コンディショナーは、ゆるめとは言え泡なので、地肌にまでまんべんなく行きわたらせやすく、かなり重宝しています。
肌質などによって合う、合わないがありますので、明らかに異常があった場合はすぐに使用を中止してくださいね。
終わりに
石けんシャンプー洗髪を続けていくための方法についてまとめてみました。
合成シャンプーから石けんシャンプーに替える時は髪の毛のきしみやベタつきがかなり出てしまうので、いきなり替えるのではなく徐々に替えていく事をおすすめします。
髪の毛がきれいに洗いあがると気分良いですよね。
正しい洗髪方法で石けんシャンプーでも美しい髪を維持していきましょう。
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