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1990年代に初めて電動アシスト自転車が発売されてから、現在は環境問題や高齢者の運転免許返納など時代の流れもあり、その種類が年々増えてきています。
ヤマハ、Panasonic、ブリジストンなどは電動アシスト自転車メーカーとして有名ですが、他にもイオンやアサヒサイクルなど、比較的安価な量販店オリジナルの電動自転車も販売されています。
電動自転車は高価な買い物なので、少しでも安く購入できるのは魅力的ですが、選び方を間違えてしまうと後々の出費が増えてしまい、本末転倒の事態に。
そこで今回は、電動アシスト自転車を初めて購入する時にありがちな失敗を防ぐため、安い電動アシスト自転車を選ぶ時に気を付けるべきポイントをまとめました。
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ママチャリなどの普通自転車と違い、電動アシスト自転車にはバッテリーが装備されています。
電動自転車についているバッテリーは、携帯電話のバッテリーと同様に消耗品ですので、当然寿命があります。
同じ携帯電話を何年か使い続けると、バッテリーの充電量が減っていき、その結果、機種変更やバッテリー交換をしなければなりませんよね。
これは電動アシスト自転車も同じで、乗り続けるといずれはバッテリーを買い替える必要があります。
これが電動アシスト自転車の維持費という事になります。
【結論】
電動アシスト自転車はバッテリー交換代という維持費がかかる。
電動自転車のバッテリーの寿命・値段は??

電動アシスト自転車のバッテリーは主に「リチウムイオン電池」を使っています。
このリチウムイオン電池は、充電できる回数が決まっており、充電回数=バッテリーの寿命と言われていています。
充電すればするほど寿命が短くなるという事ですね。
ヤマハ、Panasonic、ブリジストンなど有名メーカーの電動アシスト自転車に使用されているバッテリーの充電回数は、約700~900回が上限と言われています。
安価な量販店オリジナルのものは、だいたい300~500回が上限です。
その回数以上に充電したところで、一回の充電で走る事ができる距離は購入した頃に比べて約半分です。
ちなみに電動自転車のバッテリーの値段は一個約3~4万円で、頻繁に買い替えられる値段ではないですよね。
【結論】
バッテリーの寿命は頻繁に充電すればするほど短くなる。
バッテリーの買い替えには3~4万円かかる。
安い電動自転車を選ぶ時に注意するポイント

長距離を毎日のように乗る方は、後々かかってくるバッテリー交換代を考えると、多少高価になってもバッテリー容量の大きい車種を選んだ方が良いでしょう。
逆に、近距離移動に使う方や、使用頻度の低い方は、安い電動アシスト自転車も選択肢に入れてOKです。
ヤマハ、Panasonic、ブリジストンのおすすめモデルはこちらの記事をご参照ください。
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ライフスタイルを考慮して、電動アシスト自転車の車種を検討してくださいね。