嫌になるほど湿気を肌で感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
気温はそれほど高くないものの、肌にまとわりつくような湿気がなんとも不快・・・。
そんな不快な時期を乗り越えるため、今回は、エアコンや除湿機の除湿機能を遺憾なく発揮するためのグッズを紹介したいと思います。
エアコンや除湿機の相棒と言えば、扇風機やサーキュレーターが挙げられると思います。
扇風機とサーキュレーター。
一見似たような物のように思えますが、どちらをどのように使うのがより効果的なのでしょうか。
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扇風機とサーキュレーターの違い

扇風機は、身体に直接風を当てて、涼しむための物です。
扇風機から送り出される風は、先に行くにつれて広がるような形になり、遠くまで風を送るのには不向きです。
柔らかく風量が弱い、音も静かな風は、就寝中やリビングでの使用がピッタリと言えます。
扇風機の特徴
- 柔らかく弱い風
- 遠くまで風が届かない
- 音が静か

サーキュレーターは、空気を循環させるための物です。
風は直進方向に強く送られ、遠くまで風を送る事ができます。
また、方向を上下に動かせるので、真上に向けて風を送る事も可能です。
サーキュレーターは、音がうるさい傾向にあります。
最近は静音性に優れたものも出てきましたが、扇風機と比較するとどうしても音が大きく感じます。
サーキュレーターの特徴
- 風量が強い
- 遠くまで風を送る事ができる
- 風の方向を上下自在に動かせる
- 音がうるさい
扇風機とサーキュレーターの電気代を比較
扇風機とサーキュレーターは目的とするところも風の特徴もまったく異なる家電であることが分かりました。
では、電気代はどうでしょうか?
省エネ機能などのついていない、一般的な扇風機とサーキュレーターを比較してみました。
扇風機
消費電力(50Hz/60Hz)
風量最小運転時(首振りなし):11W/13W
風量最大運転時(左右首振りあり):40W/43W
1時間あたりの電気代の目安(50Hz/60Hz)
風量最小運転時(首振りなし):0.297円/0.351円
風量最大運転時(左右首振りあり):1.08円/1.161円
サーキュレーター
消費電力(50Hz/60Hz)
風量最小運転時(首振りなし):13W/16W
風量最大運転時(上下左右首振りあり):34W/31W
1時間あたりの電気代の目安(50Hz/60Hz)
風量最小運転時(首振りなし):0.351円/0.432円
風量最大運転時(上下左右首振りあり):0.918円/0.837円
扇風機、サーキュレーターともに、風量最大で使用しても1時間あたりの電気代は1円前後とかなり安価であることが分かります。
消費電力量が小さく、電気代があまりかからないということは、扇風機とサーキュレーターのありがたい共通項と言えるでしょう。
扇風機のおすすめな使い方
扇風機は、柔らかい風を直接浴びる事によって体感温度を下げる事ができます。
暑い時期にエアコンと併用して、設定温度を上げたエコ運転に一役買うのが良いでしょう。
ちなみに夏場のエアコンの推奨温度は28℃とされていますが、扇風機の併用で体感温度は2~3℃下がるそうです。
一見、エアコンと扇風機どっちも稼働すると電気代が増えるのでは?と思ってしまいますが、冷房時の場合、エアコンの設定温度を1℃上げると約10%の節電になると言われています。
扇風機の安価な電気代をプラスしても、エアコン単独で使うより、電気代は抑えられると言うわけですね。
サーキュレーターのおすすめな使い方
強風で室内の空気を循環させるのがサーキュレーターの特徴です。
今の梅雨時期は、除湿機と併用して、部屋干し・室内干しの洗濯物をスピーディーに乾かすのに欠かせません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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また、リビングなどでは除湿機の送風口の対角に置き、天井へ向けて回すと、乾いた空気がよく循環します。
寒い時期の暖房とも併用するのがおすすめ。
空気を攪拌・循環し、部屋の温度のムラを無くしてくれます。
冬場に扇風機を回すと風が当たり寒いですが、サーキュレーターの扇風機で実行不可能な「上向き」が一役買うわけですね。
まとめ
今回は、扇風機とサーキュレーターについてまとめてみました。
- 扇風機は、暑い時期に冷房と併用し、身体に直接風を当てて体感温度を下げる
- サーキュレーターは、寒い時期に上向き送風で暖かい空気を攪拌させる
- サーキュレーターはエアコンや除湿機と併用することで除湿や冷暖房効果を高められる
- 扇風機もサーキュレーターも消費電力量が小さく、電気代があまりかからない
似て非なる目的を持った2つの家電。
シーンに合わせて上手く使い分けていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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